正しい通信制高校の選び方18 How to Decide

通信制高校に通学する本人の気持ちを尊重しよう

不登校になってしまった場合、どの通信制高校への進学するかを決めるのは在学中の学校の教師と親となってしまったり、「担任の先生が楽に入れると強く勧められて」というケースが少なくありません。しかし、このような学校選択は通信制高校でも不登校に陥る大きな危険性をはらんでいます。通信制高校に実際に通う本人の気持ちを尊重した学校選びが、二度目の不登校の予防となるだけでなく、将来を左右する大きな決め手ともなります。

通信制高校を本人が選ばないケース

中学校で不登校になってしまい、今は一歩も家から出られない状態、両親とも担任ともコミュニケーションが取れていない。同級生が進路を決める時期となったので、親と教師が相談して、進学しやすさ、通学しやすい立地、学校見学したイメージでもって進学する通信制高校を選んだ。こういったケースは稀ではありません。

しかし、進学先の通信制高校は入学式には必ず出席しなければならない。親は子どもを力づくで引きずるようにして家から出し、入学式に出席させた。――これでは、その後の学校生活が親や教師がイメージしたような「明るく高校生らしい」物になるはずがありません。

メンタルフレンドとなってくれる個別学習スタイルの通信制高校という選択

不登校になった本人と、親や教師がコミュニケーションが取れない場合、最優先に考えなければならないことは何でしょうか? それは、両者をつなぐメンタルフレンドを作ることです。メンタルフレンドとは心の中を打ち明けられる人のこと。家から出れない場合は、家まで来て個別指導をしてくれる通信制高校やサポート校を利用して、経験豊かな先生にメンタルフレンドとなってもらうのもひとつの選択でしょう。

不登校解消のプロのメンタルフレンドを作り、その人の経験をもとに上手に外の世界へと導いてもらう――そのステップを踏むことが、結果としては親が望み、本人がしっかりと前を向いた「明るい高校生活」を実現することになるのです。