正しい通信制高校の選び方2 How to Decide

通信制高校ってどんな学校?

「不登校になってしまって毎日通学するのは難しい」。「不登校で家から出られない」そういった状況にある人にとって、通学日を選択したり、在宅しながら学べる「通信制高校」は最適です。また、不登校を経験した生徒を積極的に受け入れている通信制高校では、学校が楽しく通いやすい場所になるように、先生たちが言葉のかけ方や対応の仕方などにきめ細かな配慮をしているそうです。

通信制高校を卒業すれば、全日制高校を卒業した人と同じ「高校卒業資格」を取得することができます。

通信制高校の「通信」の持つ意味

通信制高校の「通信」とは、郵便やテレビ、ラジオ、DVD視聴、インターネットなどの通信手段を通して教育を行うという意味です。しかし、通信手段を使用しての「自学自習学習」だけでなく「通学」や「在宅個別指導」など様々な学びのタイプがあります。

高校には主に3つの種類があります。ひとつは、いわゆる「普通の高校」である「全日制高校」。もうひとつは、夜間やその他の時間など、働きながらでも通学が可能なようなスタイルで開校されている「定時制高校」。そして、不登校などの様々な理由から、全日制高校に毎日通学することが困難な人のために、様々な通学形態を持っている「通信制高校」となります。

通信制高校にはどんな人たちが通っているの?

通信制高校は、公立校が各都道府県に1~4校、私立校が141校(2012年度)あり、2010年には合計で18万7千人あまりの人が在籍しているというデータ(文部科学省)があります。通信制高校では、全日制高校に通えない事情を抱えた、15歳から60歳以上まで幅広い年齢層の人が学んでいますが、2010年度では在籍者の74%あまりを20歳未満の生徒が占めていて、その中でも15歳から17歳の生徒が最も多いという、文部科学省のデータがあります。ここから中学卒業後すぐに通信制高校に進学する人が増えているということがわかります。

不登校で一歩も家から出られない…そんな状態でも通信制高校なら学べるのでしょうか?

通信制高校の中には不登校対策に特化した学校も多数あります。ただし、家から出られない状態だと通学タイプの通信制高校を選ぶのは難しいでしょう。

本人不在のまま、在学中の中学校の先生と親御さんが相談し、通信制高校進学を決めた。しかし、実際に決めた学校は「入学式には絶対に出席しなければならない」「通学タイプで、家から出られないケースには対応できない学校だった」ということもままあります。これで再び不登校になってしまうのは、大変悲しいことです。

通信制高校の中には、教師が自宅に赴き、個別指導をしてくれるタイプのものもあります。そこから徐々に馴らしていき、通学タイプの通信制高校に移行していくことも可能です。