正しい通信制高校の選び方1 How to Decide

不登校とひきこもりって違う

不登校とひきこもり、どちらも学校へ行けない状態ですが、実はまったく違うものです。まずは自分がどの状態なのか見極めてみましょう。そこが正しい通信制高校選びのスタートです。

不登校とひきこもりでは心の状態が違います

では、不登校とひきこもり、何が違うのでしょう? それは心の状態です。不登校は「学校に行きたくない!」という意志がある状態。ひきこもりは「原因はよくわからないけれど、なぜか学校に行けない、社会に出たくない、家や部屋から出られない」という状態のことをいいます。

不登校とは?

平成22年度の文部科学省による調査によると、不登校児童生徒数は中学校で9万7,428人、高等学校で5万5,707人となっています。これは中学生全員の37人にひとり、高校生全体の60人にひとりの割合で不登校の人がいるということです。

実は不登校には文部科学省による定義があります。「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものをのぞく)」で30日以上欠席した場合、というのがそれです。

例えば1週間くらい学校に行きたくない気持ちが続いても、心身のコンディションが悪ければそういうこともあると、おおらかにかまえましょう。「自分は不登校になってしまった」と、焦って決めつけることはありません。

また、この状態が数カ月続いている場合は不登校を受けとめ、通信制高校への進学や転入を視野に入れていきましょう。

ひきこもりとは?

厚生労働省では、以下の5項目をすべて満たす場合を「社会的ひきこもり」と定義しています。

  1. 自宅を中心とした生活
  2. 就学・就労といった社会参加活動ができない・していない者
  3. 以上の状態が6ヵ月以上続いている
  4. 統合失調症などの精神病圏の疾患、または中等度以上の知的障害(IQ55~50)をもつ者はのぞく
  5. 就学・就労はしていなくても、家族以外の他者(友人など)親密な人間関係が維持されている者はのぞく

いかがですか? 実はひとりでも心の中を打ち明けられる相手がいれば、ひきこもりではないと言えるんです。

ひきこもりを脱却し、高校卒業資格を得る方法

不登校の状態がさらに悪化して、ひきこもりになってしまった状態を脱するには、まずは心を打ち明けられるメンタルフレンドを作ることが最優先事項といえます。

個別指導の通信制高校の中には、家に専任の講師が来てくれ、学習面だけでなく生活や心の面でもサポートしてくれる体制を取っているところもあります。